Hunting & Gibier Diary

狩猟とジビエと自然と人間のもろもろについて

猟師学校に通う理由1

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「猟師」

私は神戸の市内生まれなので、猟師といわれてもピンときませんね。

猟師ってほんとうに存在するの?ってくらい。もちろん丹波など山のほうにいけばいるんでしょうけど。なお、漁師さんなら明石までいけばたくさんいます(≧∀≦)。

 

なので、猟師に対するイメージとか憧れはまったくなし。おじいちゃんがマタギだったとか、親せきがクマに襲われたとか、人生の中でそんなストーリーも起こらず。

では、なぜ自分が猟師学校に行くのか?

それはこんな理由からでした。

 

1)獣害がなくならないことへの疑問と関心

とくにここ3年くらいでしょうか?都内のニュース番組でも「イノシシやシカによる農作物の被害」という話題を聞きます。美味しいコメやタケノコやサクランボが被害にあってたら、「こらー!」ってなりますよねw。被害額も何億円単位。

で、なぜそれがなくならないの?というのが不思議。

 

2)食材としてのジビエ

元料理人なので、食材としてのジビエ、ゲームミートに大変興味があります。

むかし、超高級ホテルのフレンチで「鳩のロースト」を食べたのが、覚えてるうちの初めてのジビエ、かな。以降、シカやイノシシ、ウズラなどなど。まぁ、ジビエでもまだ無難なものしか食べてないかもしれませんが。

ま、美味しい肉食いたいー!ってだけ笑

 

3)地方特産品の商品開発

 最近、イベントの仕事などの合間に「地方特産品の商品開発をやってほしい」というご要望をいただくことがあります。でも、特産品や名物料理ってだいたい出尽くしてるケースが多いんですよね。特に予算を持ってる大きめの自治体ほど商品は出尽くしてて、小さい自治体に眠ってる商品や食材は予算がないから世に出ない、みたいな構図。

しかも、今どきの消費者は商品の良し悪しだけではダメで、その裏にある人、街、モノ、歴史などのストーリーがないと動いてくれないんですよね。

で、ある市のことを調べていると、獣害に悩まされていて、かつ獲れた肉の利用方法についても悩んでいる、とのこと。ここを解決したいなあ、と思ってます。

 

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