猟師学校に通う理由その2
ちなみに、猟師になりたいか?と言われると、まだ漠然としています。なので、猟師になりたい理由、ではなく、猟師学校に通う理由、なのです。
というのも、正式名称「君津市狩猟ビジネス学校」は、イノシシやシカを獲るだけではなく、処理して、さばいて、精肉にして、売って、ビジネスにするところまでを学ぶのです。
で、理由の続き
4)狩猟の周りにまだまだビジネスチャンスがある気がする
困ってる人(獣害を受けている農家や行政)
↕︎
欲しい人(良質なジビエ肉が欲しいレストランなど)
この間には、かならずビジネスチャンスがあるはず。そこを探りたいなぁ、と。
骨は?毛皮は?檻とか罠とか誰が売ってるの?どれくらいの市場なの??
5)猟師は増えてるのか?減ってるのか?
農家、漁師、猟師
どれも若い働き手は減ってるんだろうなぁ、と想像する。
でも、農家は農業法人など新しい働き方がでてきた。魚は流通が変わったり山の中でフグの養殖したり、変化してる。日本酒の酒蔵も若い世代にバトンタッチが進んで、若い人に向けた日本酒を造ったり、イベント開催して盛り上がってる。
さて、猟師の世界はどうなってるんだろう??という関心
また長くなったので次回へ(≧∀≦)
猟師学校に通う理由1
「猟師」
私は神戸の市内生まれなので、猟師といわれてもピンときませんね。
猟師ってほんとうに存在するの?ってくらい。もちろん丹波など山のほうにいけばいるんでしょうけど。なお、漁師さんなら明石までいけばたくさんいます(≧∀≦)。
なので、猟師に対するイメージとか憧れはまったくなし。おじいちゃんがマタギだったとか、親せきがクマに襲われたとか、人生の中でそんなストーリーも起こらず。
では、なぜ自分が猟師学校に行くのか?
それはこんな理由からでした。
1)獣害がなくならないことへの疑問と関心
とくにここ3年くらいでしょうか?都内のニュース番組でも「イノシシやシカによる農作物の被害」という話題を聞きます。美味しいコメやタケノコやサクランボが被害にあってたら、「こらー!」ってなりますよねw。被害額も何億円単位。
で、なぜそれがなくならないの?というのが不思議。
2)食材としてのジビエ
元料理人なので、食材としてのジビエ、ゲームミートに大変興味があります。
むかし、超高級ホテルのフレンチで「鳩のロースト」を食べたのが、覚えてるうちの初めてのジビエ、かな。以降、シカやイノシシ、ウズラなどなど。まぁ、ジビエでもまだ無難なものしか食べてないかもしれませんが。
ま、美味しい肉食いたいー!ってだけ笑
3)地方特産品の商品開発
最近、イベントの仕事などの合間に「地方特産品の商品開発をやってほしい」というご要望をいただくことがあります。でも、特産品や名物料理ってだいたい出尽くしてるケースが多いんですよね。特に予算を持ってる大きめの自治体ほど商品は出尽くしてて、小さい自治体に眠ってる商品や食材は予算がないから世に出ない、みたいな構図。
しかも、今どきの消費者は商品の良し悪しだけではダメで、その裏にある人、街、モノ、歴史などのストーリーがないと動いてくれないんですよね。
で、ある市のことを調べていると、獣害に悩まされていて、かつ獲れた肉の利用方法についても悩んでいる、とのこと。ここを解決したいなあ、と思ってます。
続きはその2へ
君津にて
2018年4月28日朝7時40分、千葉県のJR君津駅に降り立つ。そこからローカスバスで30分、公民館は山の中でした。
君津市と猟師工房による「狩猟ビジネス学校」の第1回目でした。月に1回、1年間のコースの幕開けです。
「なぜ?猟師??」
ですよねー。
50歳手前にして、突然の猟師学校通い。
ここにいたるまで、いくつかの理由がありました。
が、まずは「私誰?」からw
名前はテリーです。10年ほど海外に暮らしてたので、そう呼ばれてました。
むこうでは板前やったり接客やったり。なので魚はアジやイワシからブリくらいの大きさまではさばけますよ。
帰国してはや15年、いまはサラリーマン。
食べることも酒飲むことも大好きで、FBやインスタではちょいちょい料理写真を挙げている、典型的なおっさんです( ^ω^ )
では、なぜそんなおっさんが一念発起して猟師学校に行くことにしたのでしょう??